マストドンのライセンス、AGPLは利用者にも優しい

Church (Portfolio)
Photo:license by simpleskye ※画像はイメージです。

マストドンはオープンソースで開発が行われ、無料で誰でも利用ができます。それは、AGPLというライセンスに基づいて利用が認められているからです。エンジニアでなくとも利用者にも関係するAGPLとは。

AGPLとは

マストドンが採用しているライセンスはAGPL3.0と呼ばれるものです。

mastodon/LICENSE at master · tootsuite/mastodon · GitHub
https://github.com/tootsuite/mastodon/blob/master/LICENSE

オイゲン・ロチコ氏のGitHubには、GNU Affero General Public License v3.0 と明記されています。管理者はこのライセンスにしたがって、マストドンを利用しなくてはなりません。その意味としては厳密には相当細かい事項などがありますので、GNUのサイトを見ていただくとしまして、大まかにいうと以下のようになります。

  • 商用・個人で改変なども含め自由に使えます。
  • ソースコードを公開し誰でも使えるようにします。
  • 第3者がそれを使うときにも自由に使うことを認めます。

GNUプロジェクト – フリーソフトウェアファウンデーション
http://www.gnu.org/licenses/agpl-3.0.html

AGPLの特徴

こちらの記事がわかりやすく書かれています。

AGPL ライセンス(GPLとは似ているが違いもある)
http://ounziw.com/2013/05/17/agpl/

商用利用や改変なども自由な一方、ソースコードを公開したり、利用者にも自由を認めたりしなくてはなりません。どのようなサービスなのかが利用者にもわかりやすくなり、ユーザー目線なライセンスと言えます。

ドワンゴでfriends.nico の開発メンバーである江添氏もマストドン会議で、マストドンのAGPLライセンスを評価しています。

とくにマストドンのような、ユーザー情報を登録しなくてはならないサイトの場合は、安心ですよね。

利用者にとってのAGPL

マストドンを使いたいと思っているユーザーは、登録しようとしているインスタンスが、きちんとライセンスを遵守しているかどうかを、登録の目安することができます。

前述のようにマストドンでは、改変は自由ですがそれを公開しなくてはなりません。独自の機能を実装した場合はそのコードをGitHubなどで独自に公開することになります。

例えば、ユーザー登録画面である、ドメイン名/about の画面で、その旨を明記するなどしなくてはなりません。

ライセンスをきちんと守っているインスタンスかどうか。退会機能がないマストドンでは、ライセンス遵守の観点などからも、登録時のインスタンスの見極めができるかもしれませんね。

ガイドから一言

ライセンスは守ることが当たり前です。しかし、マストドンがブームとなっているときほど、「みんなが使っているから」と遵守の気持ちが緩みがちです。

しかし、著作物は必ず誰かが創造しているもの。ライセンスをしっかりと守り、創造者へのリスペクトを忘れず、みんなが笑顔になれるような使い方をしたいですね。

参考リンク

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/1058098.html

https://blog.desire.sh/2017/04/30/about-mastodon/

https://ja.wikipedia.org/wiki/Affero_General_Public_License

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