マストドンをブームで終わせないヒントはニコニコにある

ANGRY-YYYY baby!!!!
Photo:license by kongharald ※画像はイメージです。

マストドンの発言数を集計しますと、新たな示唆が得られます。マストドンは分散型SNSとして自由なコミュニティを目指し開発が進められてきましたが、国内においては重要な局面を迎えていると言えるかもしれません。

発言数の推移をグラフ化

国内主要インスタンスの投稿数などを集計してみました。引用元はおなじみのAll instancesです。ユーザー数と、累積ではなくデイリーの投稿数を、グラフにしてみました。

マストドンを一躍話題にした草分け的存在のmstdn.jp。ユーザー数の増加率ほどは投稿数は増えていません。

圧倒的ユーザー数と増加率を誇るPawooですが、デイリーの投稿数は以下のようになっています。

ニコニコ運営のfriends.nico。ユーザー数の増加にともなってデイリー発言数も増えている印象です。

Qiita Mastodonタグ投稿数

エンジニアのコミュニティサイトとして人気のあるQiitaでも調べてみました。Mastodonタグの付いている投稿数をまとめました。

GW中というのはありますが、トレンド的には下がっているように見えます。というか、ファーストインパクトが圧倒的すぎたのかも、とも。

ヤフーのツイート数検索

ヤフーリアルタイム検索・ツイッター/Facebook
https://goo.gl/dzX8VG

ツイート数もアスキー遠藤氏の記事のファーストインパクトの週では安定しているものの、4月23日を境に下降気味になっています。※追記:2017年5月8日

投稿数とユーザー数の関係

Pawooとmstdn.jpを除く、投稿数の多いインスタンスをピックアップしてみました。ニコニコの投稿数増加が際立っていることがわかります。

ニコニコは、ユーザー数増加と発言数増加がきれいにシンクロしています。

コミュニティの魅力の1つとして、投稿の賑わいがあるとすれば、ニコニコのコミュニティ運営は、他の多くのインスタンス管理者に示唆を与えてくれるかもしれません。

マストドンに対する冷静な意見

先週、マストドンに関する冷静な記事が増えていると書きましたが、世間からのその眼差しは今週も続く見込みです。

こちらの投稿によりますと、アングラコンテンツが多いとしたうえで、アングラがマスになることはないと書かれています。

また著名エンジニアのえふしんさんは、今後の発展を祈りますとしながらも、自身のブログでこう語っています。

今のところは大学院生の人みたいに個人の趣味レベルでsage進行するぐらいがちょうどいいと思います。

マストドンに関する現時点での解釈と感想 | F’s Garage
https://f-shin.net/fsgarage/5658

マストドンのカルチャーに関する言及と、システム面における言及とが、ちょうどタイミング的にかさなった著名人からの意見。

マストドンの運営や開発に関係する人たちからの動向に、注目が集まりそうです。

ガイドから一言

ブームはブームが過ぎてからが勝負で、カルチャーが根付くかどうかがポイントになると思っています。そのためには、コミュニティをどう育成していくか、という本質的な部分が問われている局面に来たと言えるかもしれません。

じつはわたしもかつて、大手SNSで大規模のグループを作っていたことがあります。

ただ、コミュニティ管理機能がまったくバージョンアップせず、日々起こる問題にシステムで対応できなくなっていきました。いっぽうで運営側は広告などビジネス面で盛り上がっていき、私はアナログな対応に疲弊していきました。

その温度差にだんだんとモチベーションを維持できなくなり、コミュニティを閉鎖した経験があります。

前述のグラフはmstdn.jpやPawooなど大規模インスタンスを基準にしすぎているかもしれません。本家mastodon.social がすでに新規登録受付を閉じているように、Mastodonはある程度ローカルでニッチなコミュニティ運営がふさわしいのかもしれません。

ただ仮にそうだとしますと、マストドンの最大の課題は、ニッチなコミュニティながら投稿が非公開にしづらい、リモートフォローのブースト投稿が削除できない、など秘匿性の機能にあるかもしれません。

また、他のサイトと同様に「このインスタンスに来たらどういう価値があるのか」という原点を、運営者は一度冷静に見直す時期に来ているのかもしれません。ましてマストドンはユーザー登録という負担を利用者には強いますので尚更です。

いつかマストドン会議もしくはITMediaさんが、オイゲン・ロチコさんを招聘して、こういった要望を直接伝える場が実現してくれると嬉しいですね。

おっと・・・、一言どころか長文になってしまいました。マストドン愛からと、ご愛嬌で受け止めていただければと思います。

みなさんはどう思われますか?

マストドンに対する冷静な記事が目立ってきた
Photo:license by renaud-camus ※画像はイメージです。 もう5月になりましたねー。マストドンブームが起きて...

参考リンク

https://instances.mastodon.xyz/list

https://blog.cardina1.red/2017/04/13/federated-social-web/

http://www.gudaguda.work/entry/My-Collection-Reference-Of-Mastodon

http://qiita.com/tags/mastodon

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